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(データソース、変換アイコン編)

第1回「METAWORKS Desginerでここまでできる Part1」
(データソース、変換アイコン編)

METAWORKS研究所は、METAWORKSを導入いただいているお客様だけでなく、これから導入を検討される方にもご利用いただけます。
METAWORKSの豊富な機能の中で特に知っておくと便利な機能やノウハウをご提供いたします。

第1回目は、METAWORKSの設定画面全体のご紹介と、データソース領域、マッピング領域の特徴的な機能についてご紹介いたします。

・Designer画面紹介(全体)
METAWORKS Designerの画面は、4つの領域から構成されています。
画面右側はAutoFOX領域、左側はデータソース領域、中央はマッピング領域、中央下側はプロパティ表示領域です(プロパティ表示領域は標準では閉じられています)。



・データソース領域
自動組版する為の元データとなるデータソースを読込む領域です。読込んだデータソースのヘッダー項目の一覧が表示されます。

・データソース再読込
組版設定(InDesignライブラリとの関連付け)を行った後に、データソース側の項目追加や項目削除があった場合でも、この「データソース再読込」機能を使えば、追加・削除した内容だけがMETAWORKSに反映されますので、一から組版設定を行う必要は無く、追加・削除された項目を再設定するだけで、組版設定を完了できます。

・マッピング領域
データソースとInDesignライブラリを関連付ける操作を行う領域です。
マッピング領域では、データソースに無い情報を付加したり、データを変換したり、条件付けにより異なる処理を与えることが出来ます。

・ブロックデータ分岐
ブロックを複数制作した場合、レコードごとに使用するブロックを切り替えることができます。これにより、ページの中で異なるブロックが混在する場合でも一度で自動組版が完結します。

ブロックデータ分岐アイコンを設置する
右クリックメニューの中から「ブロックデータ分岐」を選択します。

ブロックデータ分岐アイコンを設定する
「ブロックデータ分岐」アイコンを選択すると、ブロックデータ分岐プロパティが表示されます。



分岐条件を設定する
�「項目名」コンボボックスは、分岐する条件として、データソース項目のどの項目を参照するのか、を選択します。

�次に「項目名」をどんな条件で比較して分岐するのか、を「条件設定」の欄で指定します。
比較したい項目を「データによる条件設定」で選択するか、「値による条件設定」で入力するか、を選択します。
�条件が決定したら「追加」ボタンをクリックします。追加すると、テキストボックスに設定した条件が表示されます。
1つのアイコンに複数の条件設定を適用することも可能です。
複数の条件を設定するときは、「AND」および「OR」を選択して「追加」ボタンをクリックすることで反映されます。

・繰り返し
名刺や伝票など、同一レコードで繰り返し作りたい・特定レコードを任意の数だけ使用したい、といった場合、「繰り返し」アイコンを使用することで、データソースのレコードを必要数コピーすることなく、多数の反復コンテンツを配置することができます。

繰り返しアイコンを設置する
右クリックメニューの中から「繰り返し」を選択します。



繰り返し条件を設定する
�繰り返し条件
マッピングアイコンプロパティの「繰り返し回数」内の「繰り返し回数を入力」を選択すると、全てのデータが同一の回数繰り返される方法と、「繰り返し回数」内の「繰り返し回数をデータソースから取得」を選択するとレコードごとに異なる回数の組版を行うことが可能です。

マッピング対象
「繰り返し」アイコンは指定した回数の組版を繰り返す機能です。そのため、入力ドットはデータソース領域の「ITEM」に、出力ドットはAutoFOX領域の「ブロック名」にマッピングする必要があります。

・定数
定数関数は値を入力することができます。入力した値を結果として出力します。

定数アイコンを設置する
右クリックメニューの中から「定数」を選択します。



定数を設定する
マッピング領域に、選択した定数アイコンが表示されます。
定数プロパティ画面の「値」フィールドに、必要な値を入力します。

マッピング対象
定数アイコンには、入力ドットがありません。出力ドットから定数の値を出すだけの働きになります。
出力ドットは、他の関数アイコンの入力ドットまたはAutoFOX要素へマッピングします。

・置換
データソース上ではフラグになっており、InDesign®には特定の文字に置き換えてレイアウトしたい、といったときに使用する機能です。

置換アイコンを設置する
右クリックメニューの中から「置換」を選択します。

置換を設定する
「置換」アイコンがマッピング領域に表示され、置換プロパティが設定画面の中央下に表示されます。



�プロパティ画面の「置換対象」で「改行コード」または「文字列」を選択し、置換対象の文字列を記入します。
�置換の種類として「改行コードに置換」と「置換後の文字列」を選択し、置換後の文字列を入力します(空白も入力可能)。
�条件を記入した後に「追加」ボタンをクリックすることで設定が行えます。

マッピング対象
アイコンの入力ドットにはデータソース項目入力ドットまたは他のマッピングアイコン出力ドットを、出力ドットからはAutoFOX構造ドットまたは他のマッピングアイコンとマッピングします。

・バーコード変換
METAWORKS™では、データソース項目を読み取ってバーコード画像を作成し、InDesign®に貼り込むことができます。

バーコード変換アイコンを設置する
右クリックメニューの中から「バーコード変換」を選択します。

バーコード変換アイコンを設定する
「バーコード変換」アイコンが表示され、バーコード変換プロパティが設定画面の中央下に表示されます。



�バーコードタイプ
バーコードの種類を選択します。「QRCode」、「JAN13」、「JAN8」、「CODE39」の4種類から選択できます。
�出力ファイル形式
画像の出力形式を選択します。「Tiff」「Bitmap」「Gif」「Jpeg」の4種類から選択できます。「Tiff」「Bitmap」はモノクロ1bitで作成されるため、出版の用途に「Gif」「Jpeg」はRGBで作成されるため、web素材に特性があります。
�チェックデジット
チェックデジットとは、入力誤りなどを検出するために元のデータに付加される文字のことを言います。通常は符号の末尾に加算される1桁の文字のことをいいます。
「JAN13」、「JAN8」、「CODE39」のバーコード画像に対して使用できます。



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