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第4回「テンプレート作成のツボ Part1」

METAWORKS研究所は、METAWORKSを導入いただいているお客様だけでなく、これから導入を検討される方にもご利用いただけます。
METAWORKSの豊富な機能の中で特に知っておくと便利な機能やノウハウをご提供いたします。

第4回目は、「テンプレート作成のツボ Part1」ということで、InDesingで作成するテンプレート「台紙」の作成方法と、有効領域・無効領域の説明、インラインタグ・データ同期・METAWORKS構造のコピー&ペーストなど、盛りだくさんでお贈りいたします。

・InDesign画面紹介

台紙の作成

台紙とは、METAWORKS™が組版をするためのコンテンツを配置する台紙をいいます。 台紙は InDesign®のテンプレートファイル(*.indt)またはドキュメントファイル(*.indd)から作成することが出来ます。

新規台紙の作成
まず、InDesign®を起動し、「新規ドキュメント(Ctrl+N)」から作成します。 (既存のデータを使用して台紙を作成することもできます)。






レイヤー
METAWORKS™を使って自動でレイアウ トするために、台紙のレイヤー名を [EditLayer]に変更します。 METAWORKS™では[EditLayer]と設定されたレイヤーに組版されます。






METAWORKS™では[EditLayer]と設定されたレイヤーにしか組版されません。レイヤーの設定忘れ・レイヤー名の記述間違い等に注意してください。

マスターページの設定
マスターページとは、複数のページに共通する設定を適用するときに使用します。 METAWORKS™で使用する台紙はこのマスターページを参照します。デフォルトは「A-マスター」となっています。

ページパレット
(METAWORKS™の設定作業においてマスターページ設定は必須ではありません) マスターページの設定は、ページパレットから行います。ページパレットはプルダウンメニューの「ウィンドウ」から「ページ」を選択することで呼び出せます。




・有効領域、無効領域

無効領域[Obstacle]の設定
無効領域とはMETAWORKS™が自動組版を行なわない領域をいいます。 METAWORKS™は、無効領域設定された領域を避けてコンテンツを配置します。 広告や記事を後で配置したいといった、「特定の場所はデータを流し込まずに空けておきたい」という場合に、無効領域の機能を利用します。


任意のサイズのフレームを作成し、無効領域[Obstacle]というタグを付加することによってMETAWORKS™は、この領域を避けて組版を実行します。


有効領域[Available]の設定
有効領域とはMETAWORKS™が自動組版を行なう領域をいいます。 METAWORKS™は、有効領域設定された領域内にコンテンツを配置します。 デフォルトでは、無効領域 [Obstacle]を除くすべての領域(InDeisgn®のレイアウト領域)を有効領域とするため、有効領域の設定は必須ではありません。

任意のサイズのフレームを作成し、有効領域[Available]というタグを付加することによってMETAWORKS™は、この領域内のみに組版を実行します。


◆◆◆ ここがツボ! ◆◆◆
ヌリタシ部分から自動組版を実行したい場合は、有効領域[Available]をヌリタシの部分から配置してください。




◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

台紙の保存
「ファイル」メニューの「保存」を選択し、保存ダイアログを表示させます。 「ファイルの種類」が、デフォルトでは「InDesign CS X ドキュメント」になっているので、「InDesign CS X テンプレート」を選択します。 「保存する場所」で、台紙を保存する場所を参照します。 「ファイル名」で、保存する台紙の名前を入力します。


拡張子[.indt]のファイルを作成して完了となります。


・インラインタグ

InDesignのタグ機能は、『1つのフレームに対して1つの名前を割り当てる』機能です。1つのフレームに対して複数のデータソースのコンテンツを流し込みたいときや、テキストフレームの1行目と2行目で異なる情報を与えたいとき、などに対応することができません。 これを可能にするのがインラインタグ機能です。
インラインタグの書式
インラインタグは、引用符«»(ユニコード00ABと00BB)で囲み、適切な書式で記述する必要がありますが、METAWORKSタグパレットの、設定したいインラインの種類をクリックすることで、適切な書式を設定することができます(InDesign®の「書式」ウィンドウの「字形」パレットから自分で記述しても構いません)。


インラインタグの種類
インラインタグは、「何を挿入したいか」によって、使用するタグが異なります。また、タグによって記述も異なります。 自動組版を実行すると、インラインタグは、適切なフレーム、テキスト、イメージ、またはテーブルと置き換えられます。


インラインタグを設定する
.織杏佞のテキストフレームを作成します。


∧源ツールを選択し、テキストフレーム内のインラインタグを挿入したい箇所にカーソルを挿入。
METAWORKSタグパレットから設定したいインラインタグを選択します(「ウィンドウ」メニュー、または「METAWORKS」メニューから「METAWORKSタグ」を選択し、METAWORKSパレットを表示します)。
ぁ屮織位樟瀋蝓廛瀬ぅ▲蹈阿表示されるので、任意の文字列を打ち込んで「OK」ボタンをクリックすることで設定されます。


インラインテキスト «Txt_xxx»
METAWORKSパレットの「インラインテキスト」をクリックすることで設定できます。インラインタグ名は、«Txt_xxx»と記述されます。
«Txt_xxx»の記述を選択して、書体・サイズを設定しておくことで、テキストフレーム中のインラインテキストが流し込まれる部分だけにその設定を反映することができます。

インライングラフィックス «Grp_xxx»
METAWORKSパレットの「インライングラフィックス」をクリックすることで設定できます。インラインタグ名は、«Grp_xxx»と記述されます。
インライングラフィックスは、インラインテキストとは異なり、インラインタグに対して画像フレームを挿入し、その中に画像を貼り込むことになります。 そのため、挿入される画像フレームもライブラリに登録しておく必要があります。
 挿入される画像フレームの登録
画像フレームを作成し、タグを割り当てて、それ単体で1つのブロックとしてライブラリに登録します。
このとき、ブロック名を[Grp_xxx]として登録します。

インラインフレーム «Frm_xxx»
METAWORKSパレットの「インラインフレーム」をクリックすることで設定できます。インラインタグ名は、«Frm_xxx»と記述されます。
インラインフレームは、インライングラフィックスと同様に、インラインタグに対してテキストフレームを挿入して、そのテキストフレームの中にテキストを流し込むための機能です。 そのため、挿入されるテキストフレームもライブラリに登録しておく必要があります。
 挿入されるテキストフレームの登録
ゥ謄ストフレームを作成し、タグを割り当てて、それ単体で1つのブロックとしてライブラリに登録します。
Δ海里箸、ブロック名を[Frm_xxx]として登録します。






インラインテーブル «Tbl_xxx»
METAWORKSパレットの「インラインテーブル」をクリックすることで設定できます。インラインタグ名は、«Tbl_xxx»と記述されます。
インラインテーブルは、インライングラフィックスと同様に、インラインタグに対して表組フレームを挿入して、その表組フレームの中にテキストを流し込むための機能です。 そのため、挿入される表組フレームもライブラリに登録しておく必要があります。
 挿入される表組フレームの登録
表組に加工したテキストフレームを作成し、タグを割り当てて、それ単体で1つのブロックとしてライブラリに登録します。
このとき、ブロック名を[Tbl_xxx]として登録します。






◆◆◆ これがツボ!◆◆◆
インラインタグはすべてテキストで記述されます。タグを設定後でもタグの種類やタグ名はテキストを書き換えることで容易に変更・修正することができます。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

・データ同期

METAWORKS™では、組版結果Indesign®ドキュメントとデータソース間のデータ整合性を保つ事ができます。組版結果のInDesign®ドキュメントを直接修正した場合や、データソースを修正した場合に、変更内容をお互いに反映することができます。

データ同期のためのキー項目設定
Excel、FileMaker®、MySQL、RDBMSをデータソースにする場合、組版後のデータを書き戻したり、データソース上で更新があった情報のみを再度組版し直す「同期機能」が使用できます。
同期機能を実行する場合、あらかじめMETAWORKS™の「データソース設定」でキーとなる項目を設定する必要があります。
このキーとなる項目には、レコード単位でユニークな文字列、または数字、といった『レコードを特定するためのデータ』が格納された項目を選択します。

制限事項
同期機能は、相互の情報連携を保つために様々な制限事項があります。
・「ブロックデータ分岐」以外のマッピングアイコンを通過した情報は同期できません。
・「書き戻しキー」を設定していないパブリケーションは同期できません。
・「書き戻しキー」を設定できないため、csv・XMLは同期機能対応外です。
・データソースがExcelの場合、セルはすべて「文字列」である必要があります。
・画像データの指定は絶対パスのみに対応します。リソースフォルダでアドレスを指定している場合は同期できません。
・レコードや、フレームそのものの削除や追加には対応していません。
・METAWORKS™で組版したドキュメント、ならびにMETAWORKS™で組版したドキュメントから、コピーペーストプラグインによってコピーしたデータのあるドキュメントを同期対象として機能します。

データ同期を行なう
「データ同期」はInDesign®ドキュメント上で行います。 自動組版後にデータソースまたはInDesign®ドキュメント上でデータの更新を行った後に、InDesign®のプルダウンメニュー「METAWORKS」から「データ同期」を選択します。


同期画面を起動すると、InDesign®ドキュメントとデータソースを比較し、変更がある項目の一覧が表示されます(何も変更がない場合は、メッセージが表示されて終了します)。
同期画面には『現在のデータソース』の内容と、『現在のInDesign』の内容、『変更前』の内容、の3つの項目が表示されます。



同期させるデータを選択する
同期画面に表示される項目に対して、それぞれ、データソース・InDesignドキュメントのどちらを正として同期するかをチェックボックスで選択します。
チェックボックスは、METAWORKS™が判断して「情報が新しい方(=更新があった方)」にチェックしますが、ユーザーが任意に選択することができます。
データソース、InDesign®両方を修正した場合、いずれも『変更前の内容』から変化しているため、チェックボックスにチェックが入らない状態になります。



同期の実行
「同期実行」をクリックすると同期が始まります。 「InDesign値」のチェックボックスにチェックを入れたものはデータソースを、 「データソース値」のチェックボックスにチェックを入れたものはInDesign®ドキュメントを、それぞれ更新します
「同期させなくてよいもの」がある場合は、チェックボックスにチェックをしない状態で同期を実行すれば、反映されません。

同期の終了
同期が終了すると、同期結果がアイコンで表示されます。 緑のチェックが表示されていれば、正常に同期された事を意味します。


インラインタグ情報を修正するときの注意
インラインタグは、タグマーカーに挟まれた範囲にデータソースの情報を流し込む機能です。したがって「データ同期」によってデータソースを更新する場合も、情報をタグマーカーの中に行なう必要があります。タグマーカーの外で修正しても同期は行なわれませんので、注意してください。
タグマーカーは、プルダウンメニュー「表示」内「構造」のサブメニュー「タグマーカーを表示」で表示することができます。


・METAWORKS構造のコピー&ペースト

InDesign®標準のコピー・ペースト機能には、フレームをコピーすることはできても、タグ情報とタグの中に埋め込まれたMETAWORKS™の組版情報まではコピーすることができませんでした。 コピーペーストプラグインは、この問題を解消し、ドキュメントをコピーした場合もデータベースとの関係を保持し、データソースとの連携が可能になりました。

利用シーン
コピーペーストプラグインの機能は以下のようなさまざまな状況において有効に活用できます。
自動組版後の総ページ数が膨大で、フィニッシュワークを他のオペレータと連携したい 自動組版を行なったドキュメントが100ページにもおよぶ… この場合、フィニッシュワークを一人のオペレータが行なうだけでも大変です。 これが20ページずつ、5つのファイルに分割。5人のオペレータに分配してフィニッシュワークを行なう、 というような運用が可能になります。この場合も20ページに分割したInDesignドキュメントとデータソースとの関連性は保たれ、「データ同期」機能によって、相互に情報を反映させることができます。


前回発行分から流用してきたデータに修正があるため、その内容をInDesign®とデータソース双方に連携したい 自動組版の特性はコマものの定期発行物にあります。当然、データの流用が求められるケースもあります。 このとき、コピーペーストプラグインでコピーすることで、最新号にレコードをコピーし、InDesign®で修正。その内容をデータソースへ「データ同期」させる、 という使い方が可能です。


異なるデータソースの情報を1つのInDesign®ドキュメントに反映する
データベースAの情報を使用して組版した情報誌本冊の情報を、データベースBの情報を使用して発刊される情報誌別冊に流用したい… このようなときにも本冊の情報をコピーペーストプラグインでコピーしてくれば、別冊情報誌で編集した内容がデータベースAに「データ同期」されていく、というように、1つのInDesign®ドキュメントが複数のデータソースと連携させることが可能です。


レコードの差し替えが発生した
METAWORKS™の同期機能は「レコードの追加・削除」には対応できません。 しかし、「お試し組版」機能によって、差し替え後のレコード1件だけを組版し、そのデータをコピーペーストプラグインを使用してコピーし、不要になったレコードと入れ替えて配置すれば、結果として差し替えと同じ処理が実現します。


プラグインを用いてコピーする
.灰圈爾靴燭ぅ譽魁璽匹鯀択し、プルダウンメニュー「METAWORKS」内「METAWORKS構造のコピー」を選択することでコピーされます。
▲據璽好箸靴燭InDesign®ドキュメントを開き、プルダウンメニュー「METAWORKS」内「METAWORKS構造をペースト」を選択することでペーストされます。 このペースト先は、[EditLayer]である必要はありません。

◆◆◆ これがツボ!◆◆◆
コピーペーストプラグインは、コピー先でもデータソースと同期できることを目的とした機能です。そのため、1フレームだけを選択してコピーした場合も、ペーストすると『コピーしたフレームと同じレコードに紐付くフレーム』はすべて同時にコピーされます。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

コピーペーストプラグインでコピーしたデータは、Macintosh版InDesign®へ持ち込んでもタグ情報ごと保持します。「データ同期」等のデータソースと連携する機能はWindowsで行なう必要がありますが、そこに至る成形作業はMacintoshにて行なうことが可能です。



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